6:30土砂降り
5時に起きた時も土砂降り、6時の朝食時も土砂降り。
山頂アタック開始のリミットは9時に設定しております。
あぁ、ダメか・・・。
もうちょっと早く回復すると思ったのにな。
涸沢小屋でまったりしますかね。
それには酒が足りねぇ…
8:30アタック開始
突然、雨が止んで無風に。あれ?チャンス???
同じ小屋のソロ男性は出発、ご夫婦も出発準備、眼下の涸沢ヒュッテでは団体ツアーが準備中。
おっしゃぁああ!私も行ってやる!ダメなら引き返せば良いだけの話。
技術や体力を要求される感じではないけど、なんせ同じような道なので迷う。
迷っても大丈夫なくらい視界あるけど、どこがザイテン取りつきか分からないので慎重に「○」を探して進みますよ。
あと正規ルートを外れると落石がヤバそう…。
9:30ザイテングラート取付き
ドイツ語のseitengrat(支稜線・支尾根)
もう名前の威圧感がハンパなくて、ずっと「すごい所なんだろうなぁ」って思っていました。
が、そんなに大変じゃなかった(笑)
みんな鎖場の写真ばかりアップするから、「ヤバいんだろうなぁ」って思っていました。
が、全然ヤバくない。鎖場の所しか映えないから鎖場の写真ばかりになるんだな。
ザイテン取付きって表現で「こっからキレキレの岩場だぞぉお」って勝手に思ってたかも(笑)
10:15穂高岳山荘
ここで涸沢小屋で一緒だったベテラン女性2人組と再会。
10:30にならないとチェックインできないらしいですよ。
すごい迫力ですよジャンダルム!!
ジャンダルムってフランス語で国家憲兵のことらしい。
え!じゃオスカル様も含まれる??と思ったけど違うかも(笑)
Wikiによると「ナポレオン・ボナパルトが用いたジャンダルムリ(gendarmerie。騎兵隊、原義は「武装した人々」)が、その始点」という事なので、オスカル様の後のお話かも?
いつかジャンダルムに行く機会があればフランス軍の衣装で登りたい。
はい、脱線。
11:11奥穂高岳
3190mに到着~!誰もいませんw
とりあえず間ノ岳と同着の日本第3位の標高で良いんでしょうか?
この後、涸沢小屋で一緒だったご夫婦が現れて写真撮って頂きました。
そしてちょっとだけジャンダルムエリアへ!
いや~コレはヤバい。
ルートミスして「え!こんな崖っぷちザイルなしでいくの?」と思い引き返す。
その後「○」を確認して進むも、立てない(笑)
序盤からキレキレでへっぴり腰。
本物のナイフリッジに行ったら気絶する。
もう少し行けそうだけど戻れるのか??
と思った結果、ハイハイして帰還。
まるでケルンの上を歩いてるみたいな不安定さ。
無風で空身の状態でコレ。ザック背負って縦走は無理だな。
徐々にガスが晴れて来て、暑くもなく、寒くもなく、山頂で1時間ものんびりした。
前穂方面からドゴオオォォ!ってスゴイ落石の音したけど、大丈夫だったのかな?
13:00奥穂岳山荘再び
山荘まで戻ってきました。まずはグッズを物色。
バンダナ可愛いけど、宿泊したわけじゃないから見送り。
(↑謎の宿泊した小屋バンダナしか買わないポリシー)
奥穂高岳バッチを購入しました。
あとは豚骨ラーメン1,100円を発注。お水も頂けます。
13:00涸沢小屋へ
すっかりガスガスで視界不良の中戻ります。
ルートミスしても滑落するような場所はないんだけど、永遠に小屋に着かない無限地獄になりそう。
正規ルートを外れたとこではガラガラ~っと自然落石の音が何回か聞こえました。
15:00涸沢小屋帰還
無事帰還すると今日小屋に着いた人たちで賑わっておりました。
じゃ、上高地から問題なく来れるんだな。
明日の下山&帰京に問題なさそうで安心。
小屋の近くに沢があったので、頭突っ込んで洗髪。
ずぶ濡れの頭で小屋に戻ると「オマエ、頭どうした?」って感じで2度見されました(笑)
臭いより良いと思うの♪
本日はソロ女性と2人部屋。
「体力ないから奥穂じゃなくて涸沢岳まで行くの」との事。
ある意味、逆にマニアックですね~
奥穂高岳2022#1 から読むならコチラ
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